アポ電強盗・詐欺では、犯行に先立ち、高齢者宅の固定電話宛に家にいくら現金が有るかや家族の在宅状況等の個人情報を聞き出すためのアポ電がかかってきます。高齢者の大半は、犯人の巧みな会話に惑わされ、高い確率でアポ電の通話内容を不審と認知することができず、個人情報を提供してしまうのが現状です。
以下のステップで犯行が行われます。
<アポ電強盗>
Step 1:アポ電受信
・犯人から被害者宅の固定電話に親族や警察間を装って、偽の事案を名目にして情報収集のためのアポ電がかかってきます。
Step 2:自宅訪問
・情報収集後に、突然訪問
Step 3: 犯行
・家に押し入って金品を強奪
<アポ電詐欺>
Step 1は、アポ電強盗と共通です。
Step 2:自宅訪問
・約束(アポイントメント)した頃合いに警察官や銀行協会職員等を装って被害者宅を訪問
Step 3 : 犯行
・各種名目でキャッシュカード、クレジットカード、貯金通帳等を騙し取る
特殊詐欺犯罪状況を考慮すると、高齢者の大半は犯人の巧みな会話に惑わされ、高い確率でアポ電通話内容を不審と認知することができないのが現状です。その結果、犯人が自宅に訪問しても不信感を持たずに応対し、強盗や窃盗に至るケースが大半です。
高齢者がアポ電強盗やアポ電詐欺の被害に遭わないためには、Step 1対応として、かかってきた電話の通話内容が不審と感じたら直ちに、①電話を切る、②警察に連絡することが必要です。
Step 2やStep 3の対応として、特に、アポ電強盗に対しては、従来の強盗対策と同様な防犯手法も有効です。但し、アポ電がかかって来てから慌てて防犯用品を準備しても設置までの時間を要し、犯人が訪問してしまい時すでに遅しとなります。上記の防犯対策を段階的に実施することが必要です。
最近のスマホには、安全系アプリの一つとして緊急通報機能が容易に追加可能であり、固定電話だけではなくスマホでも警察への緊急連絡は可能です。今後は、外出時だけではなく在宅時にもスマホを常時携帯する習慣が身につけば、いつでも緊急通報が可能となり安全性は格段と向上します。
当社は、アポ電強盗とアポ電詐欺の犯行ステップであるStep 1. アポ電受信段階とStep 2. 自宅訪問段階では異なる対処が必須であるとの観点から、各々の段階での効果的な防犯対策サービスを提供します。
被害回避には、高齢者に代わり犯人との会話を分析し脅威認識をサポートする仕組みが必須となります。
当社の特殊詐欺対策アプリは、スマホ向けの自助的脅威対策用の基本サービスと固定電話向けの共助的脅威対策用のオプションサービスを提供しています。
アポ電強盗やアポ電詐欺には、特殊詐欺対策アプリのオプションサービスを基に、
・固定電話で受信したアポ電の通話内容を元にAI技術を用いて脅威を認識
することにより、初期段階の被害回避に役立ちます。
緊急通報機能が搭載済のスマホを常時携帯していることを前提に、強盗犯や詐欺犯が自宅に訪問した場合を想定します。
当社のストーカー対策アプリは、ストーカーが被害者のパーソナルエリアに接近した際に、その接近時間や被害者のネガティブな感情(怒、哀)等の監視情報を元に被害者のBT付きスマホに速やかに注意喚起情報を提供します。
この仕組みを利用して、初めて訪問した強盗犯や詐欺犯に対する
・接近時間やネガティブな感情(怒、哀)等の監視情報を収集
することにより、正に今、脅威遭遇状況にあることを的確に把握できます。
<Step 1. アポ電受信段階>
アポ電強盗やアポ電詐欺では、初めに高齢者宅の固定電話にアポ電がかかってきます。その際に、アポ電の通話内容を元に当社独自の脅威検知エンジンを用いて脅威を認識し高齢者のスマホへ注意喚起します。
注意喚起情報を受信した高齢者は、電話を切り、戸締りを厳重にして知り合い以外の自宅訪問者との対面応対を避けることが必要です。
<Step 2. 自宅訪問段階>
注意喚起に気付かず、自宅を訪問した犯人に応対した場合には、高齢者が当社のアポ電対策アプリを予めインストールしたBT搭載スマホを携帯することで対処可能になります。
具体的には、先ず、初対面の人と会う時はスマホの監視モードをONにします。監視モードがONの状態では、スマホ内蔵マイクロホンもしくは玄関先や打合せ場所に予め分散配置したBTやWiFi等の通信機能付きマイクロホンにより訪問者との会話内容の録音し録音音声を元に脅威検知を行います。次に、スマホ間のBTペアリング機能を利用して訪問者との応対時間や訪問者に対する感情等の監視情報を収集します。さらに、スマホ搭載済みの緊急通報アプリを強制的にON状態にします。最後に、会話内容により脅威が検知され、また、ネガティブな感情であった場合に、見守りセンターから本人に注意喚起すると同時に本人のスマホからも注意喚起情報をトリガーにして警察に緊急通報します。
警察は、スマホからの緊急通報と見守りセンターからの犯人訪問情報を元に犯行の重大性を判断して現場に駆け付け警護します。
<利用目的>
・自宅固定電話向けアポ電の脅威検知
<サービス対象者>
・自宅固定電話ユーザ(主に高齢者)
・通信機能(BT, WiFI)搭載スマホ携帯者
<利用方法>
・当社Websiteからアプリをスマホにダウンロード
・自宅固定電話用音声転送装置(固定電話⇒スマホ:BTペアリング)の利用
<特徴>
・当社見守りセンターからサービス対象高齢者のスマホに直接電話またはメールで注意喚起
・スマホが注意喚起メールを受信した際に、その情報を音声転送装置に伝達
・音声転送装置では、注意喚起情報を元に警告ランプ点灯
・音声転送装置では、予め登録した音声パターンで注意喚起
⇒共助的脅威対策
アポ電強盗やアポ電詐欺の防犯対策として、アポ電受信段階と犯人の自宅訪問段階に分けた段階的対策をスマホワンストップサービスの一環として提供します。
当社独自開発の脅威検知エンジンにより、アポ電情報(通話内容)がスマホ経由で見守りセンターで収集され、迅速かつ的確に注意喚起可能です。
アポ電強盗やアポ電詐欺の防犯には、現実空間のスマホと仮想空間の見守りセンター間でリアルタイムなデータ連携を行うCPSを本格的に利用します。
見守りセンターには、実際の強盗や詐欺の事案毎に収集した膨大なアポ電通話や訪問時の監視データが集積し、それらのビックデータに対するAI利用型データ分析結果を元に安全支援サービスが提供されます。
<基本サービス>
・アプリ内課金(月額100円)
・脅威を感知し、注意喚起時に課金(500円/件)
・音声転送装置(初期設置費用:4,000円)
<オプションサービス>
・アプリ内課金(月額100円)
・脅威を感知し、注意喚起時に課金(1,000円/件)
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