生き甲斐は、生きることの喜びや張り合いや価値を意味する概念です。誰もが生き甲斐を感じながら生活できる社会が理想です。
余暇活動と生き甲斐についての調査研究報告から、高齢者は「趣味やスポーツ」(47.3%)、「友人や知人との食事や雑談」(42.3%)、「家族との団らん」(39.4%)、「旅行」(33.5%)、「孫との交流」(24.0%)、「社会奉仕や地域活動」(15.5%)、「勉強や教養」(12.2%)などの余暇活動、また、単独活動よりも家族や友人や知人等の仲間達との共同活動で生き甲斐を得られる機会が多いことがわかります。
最近、高齢者向け介護施設「ラスベガス」が全国展開し、型破りな介護サービスとして注目されています。ラスベガスは、カジノをイメージした施設を設置し、デイサービスを利用する高齢者同士が施設内のみ有効な疑似通貨を用いて麻雀やブラックジャックに興じることができます。将棋や囲碁と同様に、ギャンブルではなく遊びとして勝敗に一喜一憂できるため、リピータも多く、適度な脳への刺激が認知症の低減や進行を抑制する効果が期待されています。